※この記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載している料金・価格は執筆時点の公表情報にもとづく概算です。ご契約・ご購入の前に各公式サイトで最新の金額をご確認ください。

前提:何と何を比べるか
登山用レインウェア(上下セット)について、やまどうぐレンタル屋が公開している料金をもとに、「都度レンタルを繰り返す」場合と「レンタルした商品を追加料金でそのまま買い取る」場合の総額を比較する。
注意点として、ここで言う「購入」は新品を店舗やECサイトで買うことではない。やまどうぐレンタル屋が公式に示している「レンタル使用品を追加6,000円で買い取った場合の参考価格9,000円」を使っている。新品の販売価格は今回のデータに含まれていないため、比較の対象にしていない。買取できる商品はレンタル済みの中古品であり、金額や買取の可否はレンタル予約時点から変動しうると注記されている。
試算の前提は以下の通り。
- レンタル日数はすべて「1泊2日」料金(3,000円)で計算する(日帰りでも1泊2日として扱われるため)
- レインウェア単品でレンタルする場合の送料1,000円を毎回計上する(総額10,000円未満のため。他の道具とまとめて10,000円以上にすれば送料は無料になるが、ここでは単品想定)
- 使用年数は3年とする
- 延長料金は明確な料金表が公開されていないため計算に含めない
レンタルと買取の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| レンタル(1泊2日) | 3,000円 |
| 送料(単品・総額1万円未満) | 1,000円 |
| レンタル1回あたりの実質負担 | 4,000円 |
| 買取総額(レンタル3,000円+追加6,000円+送料1,000円) | 10,000円 |
買取は初回にレンタルした流れでそのまま買う場合の総額で、以降の年に追加費用は発生しない前提で計算している。
使用パターン別の3年試算
想定した3つの使用頻度(年1回・年3回・年6回以上)を、そのまま3年間続けた場合の総額を出す。
| 使用パターン | 3年間のレンタル回数 | レンタル総額 | 買取総額 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 年1回 | 3回 | 12,000円 | 10,000円 | 買取が2,000円安い |
| 年3回 | 9回 | 36,000円 | 10,000円 | 買取が26,000円安い |
| 年6回以上 | 18回 | 72,000円 | 10,000円 | 買取が62,000円安い |
この計算では、年1回のペースでも3年続けるとレンタル総額が買取総額を上回る結果になる。年3回・年6回以上ではその差はさらに広がる。
逆転する条件
レンタル1回あたりの実質負担は4,000円、買取総額は10,000円なので、単純に割ると10,000円÷4,000円=2.5回が境目になる。つまり3年間の使用回数で見ると、
- 3年で1回だけ使う場合:レンタル4,000円 vs 買取10,000円 → 借りた方が6,000円安い
- 3年で2回使う場合:レンタル8,000円 vs 買取10,000円 → 借りた方が2,000円安い
- 3年で3回以上使う場合:レンタルが買取を上回り、買取の方が安くなる
年1回のペースであっても、3年間で3回目のレンタルを迎えた時点で買取総額を超える計算になる。逆に言えば、3年間で使うのが1〜2回にとどまるなら、都度レンタルの方が総額は少なく済む、という試算になる。
金額に出ないコスト
料金表には表れないが、判断に関わる要素もある。
- 防水透湿素材は使わずに保管しているだけでも加水分解が進み、劣化していく
- 撥水性は洗濯と撥水剤の塗り直しで維持する必要があり、専用洗剤も必要になる
- 体型が変わるとサイズが合わなくなる。重ね着の枚数によっても必要なサイズは変わる
- 買取の場合は新品ではなくレンタル使用品を引き継ぐため、上記の劣化がすでにある程度進んだ状態から使い始めることになる
これらは料金の比較には出てこないが、「買った後どれくらい使い続けられるか」に関わってくる。
回数に関係なく借りた方がよいケース
- 初めての登山で、自分が続けるか分からない段階
- 天気が読めず「使わないかもしれない」が持っていく必要があるとき
- サイズが合うか分からず、実際に着て確かめたいとき
回数に関係なく買った方がよいケース
- 雨具は登山以外(自転車・災害時・屋外作業)にも使えるので、山以外の用途があるとき
- 急な悪天候の予定変更が多く、利用開始日の3日前までの到着(遠方は4〜5日前)に合わせられないとき
- 自分の体型に合ったサイズを毎回確実に使いたいとき
- 濡れたまま返却できないなど、返却手順を負担に感じるとき
まとめ
今回の試算は、やまどうぐレンタル屋の公開料金と、そこで示されている買取参考価格をもとにしたものであり、新品を店舗やECで買う場合の価格は含んでいない。前提を変えれば結果も変わる。それでも「3年間で3回以上使うかどうか」という回数の境目は、レンタルか買取かを考えるうえでの一つの目安になる。
他の道具はどうなのか
同じレンタル会社の買取対象19商品について、それぞれ何回借りたら買った方が安くなるかを一覧にしています。道具の種類によって逆転のタイミングは2回目から7回目まで開きがあります。


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