やまどうぐレンタル屋 全商品の買い時を計算する

登山道具19点について、レンタルを何回繰り返すと買った方が総額が安くなるかを比較した図。ストックは2回目、テント類は5〜7回目で逆転する アウトドア・レジャー
登山道具19点について、レンタルを何回繰り返すと買った方が総額が安くなるかを比較した図。ストックは2回目、テント類は5〜7回目で逆転する

※この記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載している料金・価格は執筆時点の公表情報にもとづく概算です。ご契約・ご購入の前に各公式サイトで最新の金額をご確認ください。

登山道具19点について、レンタルを何回繰り返すと買った方が総額が安くなるかを比較した図。ストックは2回目、テント類は5〜7回目で逆転する
登山道具19点について、レンタルを何回繰り返すと買った方が総額が安くなるかを比較した図。ストックは2回目、テント類は5〜7回目で逆転する

この記事でわかること

やまどうぐレンタル屋には、レンタルした商品をそのまま買い取れる制度がある。ここでは公開されている料金をもとに、対象となる全19商品について「何回借りたら買った方が安くなるか」を計算した。個々の商品を1本ずつ見るのではなく、横に並べることで、道具の種類によって逆転のタイミングがどれくらい違うかを見渡せるようにする。

一覧表(逆転が早い順)

商品名 レンタル1泊2日 買った場合 逆転回数
ストック 3,000円 5,000円 2回目
ショートスパッツ 1,000円 2,500円 3回目
アウター手袋 1,500円 3,500円 3回目
登山用ハット 1,500円 3,500円 3回目
ミズノ 登山用膝サポーター(片膝) 2,500円 5,000円 3回目
防寒着(フリース) 3,000円 8,500円 3回目
【20L/日帰り用】20Lザック 3,500円 8,000円 3回目
【35L】ミズノ RT35-M 3,500円 9,500円 3回目
【35L】ミズノ RT35-S 3,500円 9,500円 3回目
【30L】ミズノ LP30 3,500円 9,500円 3回目
【30L】タトンカ ストーム30 3,500円 9,500円 3回目
【28L】パイネ コンパクト28 3,500円 9,500円 3回目
ミズノ 登山用膝サポーター(両膝セット) 4,000円 9,000円 3回目
ヘルメット 2,500円 8,000円 4回目
ミズノ ストームセイバーVレインスーツ(女性用) 3,000円 9,000円 4回目
ミズノ ストームセイバーVレインスーツ(男性用) 3,000円 9,000円 4回目
【2-3人用】アライテント エアライズ3 9,000円 44,000円 5回目
【1-2人用】アライテント エアライズ2 7,500円 39,500円 6回目
【1人用】アライテント エアライズ1 5,500円 34,500円 7回目

なぜ逆転の早さに差が出るのか

逆転回数は「買った場合の価格 ÷ レンタル1泊2日の料金」で決まる。この式を見ると、逆転が早いか遅いかは、レンタル料金と買取価格の比率で決まることがわかる。

ストックは買った場合5,000円に対してレンタルが3,000円と、価格差が2,000円しかない。だから2回借りれば追加料金分を超えてしまう。一方でエアライズ1は買った場合34,500円に対してレンタルが5,500円で、差が29,000円ある。単価は安く見えても、買取価格そのものが高いテント類は、1回あたりの節約額が小さく、逆転までに多くの回数を必要とする。

つまり「単価が安い小物ほど早く逆転し、高額なテント類ほど遅い」という構造が、このデータからそのまま読み取れる。ザック類(3回目)とレインスーツ・ヘルメット(4回目)の差も同じ理屈で、買取価格が8,000円〜9,500円という近い水準にありながら、レンタル料金がザックの方がやや高いために早く逆転している。

借り続けても損をしにくい道具/早めに買った方がよい道具

この一覧の中で逆転が最も早いのはストックの2回目で、次いでスパッツ・手袋・ハット・膝サポーター・防寒着・ザック各種が3回目に並ぶ。年に数回しか使わない道具であっても、2〜3回使う予定があるなら、買った場合の価格の方が総額で下回る計算になる。

逆にエアライズ1・2・3のようなテント類は、5回から7回借りて初めて買った場合の価格を上回る。年に1〜2回しか使わない人にとっては、何年も借り続けた方が支払総額は少なくて済む計算になる。

ヘルメットとレインスーツは4回目という中間的な位置にある。ここは後述する寿命の問題とあわせて考える必要がある。

試算の前提

逆転回数は、1泊2日の税込レンタル料金と、買った場合の総額(追加料金を含む)から計算した。2泊3日の料金は今回の逆転回数の計算には使っていない。

送料は、レンタル総額が10,000円未満なら一律1,000円、10,000円以上なら無料という条件が公表されている。この一覧の逆転回数は商品本体の料金だけで計算しており、送料は含めていない。単品でレンタルする場合は毎回送料がかかりうるため、実際に複数回借りる際の総額は、この表の数字より送料の分だけ大きくなる可能性がある。

なお当サイトの個別記事では、単品でレンタルする前提で送料1,000円を毎回の費用に含めて計算している。そのため同じ商品でも、個別記事の方が逆転回数が1回早く出る。どちらも計算としては正しく、前提が違うだけである。この一覧は商品同士を横に並べて比べることが目的なので、借り方によって変わる送料は含めずに揃えている。

金額に出ないコスト

回数の計算だけでは測れない要素もある。テントやザックは、畳んでもそれなりの容量ぶんの保管場所を取り続ける。防水素材は使わなくても加水分解が進み、樹脂パーツも年月とともに劣化する。レインウェアは撥水剤の塗り直しという手入れの手間も発生する。

ヘルメットについては、メーカーが使用期限を定めていることが多く、回数を使い切る前に寿命を迎えることがある。また一度でも強い衝撃を受けた場合、外観に異常がなくても交換が必要になるとされている。逆転回数が4回目であっても、その4回に達する前に買い替えのタイミングが来る可能性がある。

体型や用途が変わってサイズが合わなくなることも、回数の計算には含まれていない要素のひとつである。

この表の限界

この制度で買えるのは、実際にレンタルされて手元にある使用品であり、新品ではない。金額や買取の可否は、レンタル予約時の状況によって変わりうると公式に注記されている。

また、この一覧はやまどうぐレンタル屋という1社が公開している料金にもとづくものであり、他社のレンタル料金や、新品を店頭やオンラインで購入する場合の価格とは比較していない。買取制度があるのは同社の全商品のうち一部であり、対象外の商品はそもそもこの表に含まれていない。

個別に計算した記事

この一覧のうち、いくつかの道具については送料や保管の手間まで含めて個別に計算しています。

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