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通算3回を境に、買った方が安くなる計算になる
登山用ザック(30L前後・1泊小屋泊向け)について、やまどうぐレンタル屋の公開料金をもとに、レンタルを続けた場合と、レンタル品をそのまま買い取った場合の総額を比較する。
結論から言うと、今回のデータでは通算2回までのレンタルなら借りた方が安く、3回目からは買い取った方が安い計算になる。
試算の前提
- レンタル料金:やまどうぐレンタル屋「ミズノ LP30(30L/1泊小屋泊用)」1泊2日 3,500円(税込)
- 送料:レンタル総額が10,000円未満のため一律1,000円(返送料は着払いのため計算に含めない)
- 購入:レンタル品を追加6,000円でそのまま買い取る制度を利用した場合の価格9,500円(税込=レンタル料3,500円+追加6,000円)に、送料1,000円を加えた10,500円
- 2泊3日料金、手ぶら割、20L・60L・モンベル製の料金は別区分のため、今回の試算には使っていない
- 延長料金は「個別対応」とされ金額の記載がないため、計算に含めていない
- 買い取れるのは新品ではなく、手元に届いたレンタル使用品である
内訳
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| レンタル料(1泊2日・ミズノLP30) | 3,500円 |
| 送料(レンタル総額1万円未満のため) | 1,000円 |
| レンタル1回あたりの合計 | 4,500円 |
| 買取価格(レンタル料3,500円+追加6,000円) | 9,500円 |
| 買取時の送料 | 1,000円 |
| 買取総額(初回のみで完了) | 10,500円 |
買取は一度支払えば、それ以降の利用に追加費用はかからない。レンタルは使うたびに4,500円がかかり続ける。
通算利用回数ごとの総額比較
| 通算利用回数 | レンタルを続けた場合の総額 | 買取した場合の総額 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1回 | 4,500円 | 10,500円 | レンタルが6,000円安い |
| 2回 | 9,000円 | 10,500円 | レンタルが1,500円安い |
| 3回 | 13,500円 | 10,500円 | 買取が3,000円安い |
| 6回 | 27,000円 | 10,500円 | 買取が16,500円安い |
逆転する条件
このデータでは、通算3回目の利用にあたるタイミングで、買取の総額を上回る。1回あたりのレンタル費用4,500円に対し、買取総額は10,500円のため、9,000円(2回分)ではまだレンタルの方が安く、13,500円(3回分)になった時点で買取の方が安くなる。
年間の使用頻度に当てはめると、次のようになる。
- 年1回(夏に富士山だけ):3年で通算3回目の利用となるため、3年目に逆転する。3年間レンタルし続けた場合の総額は13,500円、初回に買い取っていた場合は10,500円で、差額は3,000円。
- 年3回(春秋に日帰り+夏に1泊):1年のうちに通算3回に達するため、その年のうちに逆転する。1年間レンタルし続けた場合の総額は13,500円、買取は10,500円で、差額は3,000円。
- 年6回以上(月1で登る):1年の前半で通算3回を超える。1年間レンタルし続けた場合の総額は27,000円、買取は10,500円で、差額は16,500円。
いずれの頻度でも、通算の利用回数が3回に達するかどうかが分かれ目になる。年1回であれば3年、年3回であれば1年、年6回以上であれば数か月のうちに、その回数に達する計算になる。
金額に出ないコスト
計算上の差額とは別に、次のような費用や条件は金額として表れない。
- ザックは畳めないため、使わない期間も容量ぶんの保管場所を取り続ける
- 湿気やスポンジの劣化。背面パッドは使わなくても経年で劣化する
- 体型や用途が変わるとサイズが合わなくなる(30Lで足りず45Lが必要になるなど)
- 背面システムの型落ち。背負い心地は年々変わる
- レンタルは総額が10,000円未満の場合、毎回送料1,000円がかかる
買取であっても、購入後にサイズが合わなくなった場合の買い替え費用は今回のデータに含まれていない。
回数に関係なく借りた方がよいケース
- 初めての登山で、自分が続けるかどうかまだ分からない段階
- 富士山など特定の山のためだけに大容量が必要なとき
- 家族ぶんをまとめて用意する必要があるとき(人数分の購入は現実的でない)
- 背負い心地を試してから買いたいとき(レンタル後にそのまま買い取れる制度がある)
回数に関係なく買った方がよいケース
- 背負い心地が体に合うかが重要で、毎回同じものを使いたいとき
- 月1以上のペースで登っていて、直前の予約や配送待ちが間に合わないとき
- 急に予定が決まる登り方をしていて、利用開始日の3日前という到着日程に合わせられないとき
- 同じ道具で山行の記録を積み上げたいとき(消耗の度合いを自分で把握できる)
まとめ
今回のデータでは、通算2回までのレンタルは買取より安く、3回目からは買取の総額を上回る計算になった。年に何回使うかよりも、通算で何回使うことになりそうかで考えると、この境目に当てはまるかどうかが見えやすい。ただし料金やキャンペーンは変わることがあるため、実際に利用する際は公式サイトの最新料金を確認したうえで計算し直す必要がある。
他の道具はどうなのか
同じレンタル会社の買取対象19商品について、それぞれ何回借りたら買った方が安くなるかを一覧にしています。道具の種類によって逆転のタイミングは2回目から7回目まで開きがあります。

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